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ドミノ サーバー
Linux のパッチ要件

Linux は異なるレベルで配布され、含まれているアプリケーションのパッケージも異なるため、必要なパッチを識別するのは難しい作業です。しかし、カーネルおよびライブラリレベルでの要件をまとめ、これに基づいて各ディストリビューションを評価することで、必要となる要件を決められます。

ディストリビューションを認証、サポートすることにより、特定のパッチのセットが保証されています。最低限必要な条件は、Linux カーネル 2.2.5 以上、glibc 2.1.1 以上、libstdc++ 2.9.0 以上 が必要です。サポートまたは認証されているディストリビューションには、必要なレベルまたはそれ以上のレベルが含まれています。これを理解した上で、このルールの 1 つの例外について説明します。インストールされる glibc/libstdc++ のバージョンは、libstdc++-libc6 の命名規約に従わなければなりません。この命名規約に従っていない場合は、適切なリンクを設定しなければなりません  (たとえば、Red Hat 6.0 では、ファイルは /usr/lib/libstdc++-libc6.1-1.so.2 です。Caldera 2.2 では、この命名規約は使われていないので、/usr/lib/libstdc++-libc6.1-1.so.2 を適切なライブラリファイル /usr/lib/libstdc++.so.2.9.0 にリンクしなければなりません)。これらの要件を満たしているディストリビューションは、ドミノ サーバーに順応できます。

Red Hat 6.0 から Red Hat 6.1 へのアップグレードには、プロセス/スレッドの上限の拡大とファイルディスクリプタの上限の拡大を認める Linux カーネルへのパッチが含まれています。
ドミノ サーバーを起動させる前に選択した Linux システムについての重要な追加事項については、リリース情報の「Linux の設定」トピックを参照してください。


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